レビュー 


デビューCD 好評発売中

“Hiroeの創意に富んだ作曲そして演奏スタイルは驚きの連続。つい笑みがこぼれる” -ラッセル・フェランテ

ジャズピアニスト・シンガー・作編曲家として活動してきた20年間の集大成として2010年にリリースしたファーストアルバム「a-mé」には、グラミー賞2度受賞の実績を持つ「イエロージャケッツ」のキーボーディスト、ラッセル・フェランテのプロデュースにより、ピーター・アースキン(Dr)、ボブ・シェパード(SAX)など一流ミュージシャンが参加しました。2010年8月には全米ラジオ局での放送回数が全ジャズCD中45位にランクされ、一年半以上経過した現在も、ジャズ・チャートでは200位以内を保ち、そしてJazzWeekによるワールドミュージック・チャートでは、現在9位になっています。まだお聴きになっていない方は、是非アルバムを聴いてみてください。

 

「ジャズ・レビュー」より翻訳

Aaron Craven氏によるCD「A-mé」の批評 (jazzreview.com)

モダンジャズのアルバムに「All The Things You Are」を見つけたとき、「この曲はもう聴き飽きたよ!」と思うのは、おそらく私だけではないだろう。しかし、私が初めて関根弘江のデビューアルバム「A-mé」を犬の散歩をしながら聞いたとき、道の真ん中で思わず足が止まってしまった。「たしかに聞いたことのある曲だけど、何だろう?」と、i-Podをいじって曲名を捜しているうちに曲が先に進んでいき、ラテンリズムのピアノの反復フレーズに引き込まれていった。メロディーの最初の部分は非常に聞き覚えがあるのだが、なんとも新しい雰囲気だ。第三コーラスか第四コーラスになってやっとわかった。「これはただものではない『All The Things You Are』なのだ!」。新鮮だ。「まさにこれこそが、『古い曲に新しい息吹』だ」、と。

関根弘江は日本で生まれ、四歳でピアノを始め、ジャズと作曲を南カリフォルニア大学(USC)で学んだ。USCでは、“Discovery Scholars”と “Jazz Chamber Music Ensemble”の表彰を2009年に受けている。

このアルバムでフィーチャーされているのは、ピーター・アースキン(ドラムス)、ボブ・マクチェスニー(トロンボーン)、ボブ・シェパード(サックス)、ラッセル・フェランテ(シンセサイザー)などの一流のミュージシャンたち。タイトなハーモニーやすばらしいソロが全編にわたって聞かれる。マクチェスニーの「Vera Cruz」 でのトロンボーンソロや、シェパードの 「If I Were A Bell」におけるサックスソロ、アースキンの「There Is No Greater Love」 におけるドラムを聞くだけでも、お金を払う価値があろうというものだ。ベースはトニー・デューマス。強力なリズムでバンドをドライブしている。弘江自身の作曲と「Minority」の編曲でみせるオリジナリティーは、アルバム最後の曲まで非のうちどころがない。「Sand Smog」はアップテンポの軽快なはすばらしい曲で、バンドの全員がフィーチャーされている。しかし、このアルバムで私が何度も何度も聞いてしまうのは、彼女のソロピアノ、「Every Time We Say Good-Bye」だ。 原点に立ち返り、美しい音楽は美しいのだ、ということを再認識させてくれる。

A-mé は充実したアルバムだ。私のプレイリストに長い間乗っているだろう。

 

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